
プレミアリーグの移籍市場も終盤に差しかかり、各クラブは限られた時間の中で補強を進めている。とりわけ主力を失ったクラブにとって、即戦力の確保は急務となっている。
クリスタル・パレスはMFエベレチ・エゼを6750万ポンド(約134億1,790万円)で放出したことを受け、その後任確保に向けて動きを加速させている。
元マンチェスター・ユナイテッドおよびブラックバーンでチーフスカウトを務めたミック・ブラウン氏は『Football Insider』に対し、リバプール所属のMFハーべイ・エリオットについてパレスが交渉の準備を進めていると明かした。
同メディアは以前に、ブンデスリーガのRBライプツィヒがエリオット獲得に向けて交渉を進め、数日以内の合意を目指していると報じていた。しかし、現時点では成立に至っておらず、パレスを含む複数のプレミアリーグのクラブが進展を注視しているようだ。
また、この移籍はチェルシーの動向に左右される可能性も指摘されており、ライプツィッヒはMFシャビ・シモンズの売却資金をこの移籍合意に充てたい考えがあるようだ。
ブラウン氏はさらに、パレスがエゼの後任を探す中で、ラ・リーガのアトレティコ・マドリードに所属するイングランド代表MFコナー・ギャラガーの再獲得を検討していると明かした。
エゼの後任を探すのは容易ではないとしつつも、クラブはすでに候補者リストを作成しており、エリオットもその中に含まれているようだ。
一方で、パレスのオリバ―・グラスナー監督は今夏の補強が進んでいないことに不満を抱いている。エゼの退団やDFマルク・グエイの去就に揺れる中、パレスは移籍市場の最終局面で複数の補強に動くことが予想されている。