
プレミアリーグのマンチェスター・シティは今2025年夏の移籍市場で動きを加速させている。既存の戦力整理が進む中、新たな守護神の確保に向けて交渉を進めている状況のようだ。
今回注目を集めているのは、リーグ・アンのパリ・サンジェルマン(PSG)に所属するイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマだ。イタリア人記者アルフレード・ペドゥッラ氏が報じたところによると、シティはPSGと直接交渉に入ったとされている。ドンナルンマは2026年までPSGと契約を残しているが、クラブに将来はなく退団が濃厚と伝えられている。
そんな中、フランスメディア『RMC Sport』はドンナルンマが、シティのジョセップ・グアルディオラ監督と電話で会話したと伝えており、これが本人とシティの合意を後押しした可能性があるという。シティはドンナルンマ側との条件面で合意に達したと伝えられており、残すはクラブ間交渉となっているようだ。
当初PSGは移籍金として5000万ユーロ(約86億円)を要求していたが、同選手が構想外とされ退団が既定路線となっている状況を考慮し、要求額を引き下げた模様だ。同報道によれば、移籍金は3000万〜3500万ユーロ(約51億~60億円)程度になる見込みであり、条件面が柔軟になったことはシティにとって追い風となりそうだ。
ただし、ドンナルンマ獲得の実現には、シティのGKエデルソンの退団が必要とされている。すでにトルコ1部のガラタサライと合意に達しているとされるが、残るのはクラブ間での正式合意であり、この取引が成立して初めてシティはイタリア代表GKの獲得に踏み切ることができるようだ。