菅原由勢 写真:Getty Images

 EFLチャンピオンシップ(イングランド2部)は今2025/26シーズンの開幕を迎え、各クラブがプレミアリーグへの昇格争いに備えて積極的に選手の入れ替えを進めている。昨2024/25シーズンにプレミアリーグから降格したサウサンプトンもその一つで、短期間で複数の補強を行いながらチーム再編に着手している。こうした状況の中で、既存選手の去就にも変化が生じているようだ。

 サウサンプトンに所属する日本代表DF菅原由勢は2024年7月にエールディビジ(オランダ1部)AZアルクマールからサウサンプトンに加入した。移籍金は推定600万ポンド(約12億円)で、週給4万ポンド(約795万円)で契約は3年を残していた。

 しかし、UKメディア『GiveMeSport』によると、サウサンプトンのウィル・スティル監督は菅原をチームの中心には据えなかった。同監督はプレミアリーグへの復帰を目指す中でチーム構想を組み立て直していたと伝えており、菅原が事実上の構想外ともとれる内容の報道をした。

 スティル監督はリーグ・アン(フランス1部)スタッド・ド・ランスで日本代表FW伊東純也やMF中村敬斗を指揮した経歴を持っている。

 『スカイスポーツ・ドイツ』のフロリアン・プレッテンベルク氏は、菅原のブンデスリーガのべルダー・ブレーメン移籍を決定事項と自身のXで伝えている。また、契約内容は今シーズン終了時の買い取りオプション付きレンタルと報道されている。買い取り時の金額については現時点では伝えられてはいない。