日本代表 写真:Getty Images

 2026年夏にFIFAワールドカップ北中米大会を控える中、2025年9月の国際親善試合でアメリカ代表、メキシコ代表と対戦する日本代表。MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF三笘薫(ブライトン)、MF堂安律(アイントラハト・フランクフルト)など攻撃的MFは揃っているが、日本サッカー協会(JFA)の一部スポンサーからは、移民の代表招集によるストライカ-陣の充実を求める声が挙がっている。

 テレビ静岡の公式YouTubeチャンネルで25日に公開された『サカろう』では、JFAのスポンサーであるホテル業界大手『アパグループ』の元谷一志社長兼最高経営責任者(CEO)や、元Jリーガーの松原良香氏らが出演。話題が日本代表のストライカ-陣に及ぶと、松原氏は「育成年代から世界を経験している選手が出てこない限り難しい。日本人の性格を持っているとなかなか難しい」とコメント。以前から日本代表が抱えるFW問題の解決に、時間を要するとの見方を示した。

 FWエディンソン・カバーニなど南米出身のストライカ-との比較論も白熱する中、元谷氏は「グローバルな世の中なので、できれば多様性に富んだ大型のフォワード。その出現を望みたい。移民も含めて。ぜひ日本代表に力を貸してくれる人材がほしい」と、“移民ストライカ-”も選択肢に含める必要性を説いた。

 森保ジャパンの前線では、オランダ1部リーグ開幕から2試合つづけてゴールを奪っているFW上田綺世(フェイエノールト)が1番手であるが、FW小川航基(NECナイメヘン)やFW町野修斗(現ボルシアMG)も台頭。セルティックの絶対的ストライカーであるFW前田大然、それにFW古橋亨梧(バーミンガム)もメンバー枠争いを繰り広げているが、W杯優勝を目指すにあたり、ワールドクラスのストライカ-は必要不可欠。元谷氏は移民も含めて、上田や前田らと競争可能な新戦力の出現を望んでいるようだ。