佐野航大 写真:Getty Images

 ファジアーノ岡山から海外挑戦を果たしたNECナイメヘン所属の日本代表MF佐野航大には、今夏移籍の可能性が取りざたされている。すでにDF板倉滉所属のアヤックスなど複数クラブからの関心が報じられているが、ブライトン移籍でMF三笘薫とチームメイトになる可能性もあるという。

 佐野はアヤックス、PSVアイントホーフェンにくわえてブンデスリーガ、リーグアン所属クラブからの関心が報じられるなか、自身の去就について「ナイメヘンに残るか分からない」と発言。現地メディア『De Gelderlander』が選手本人のコメントを伝えるなど、移籍ウィンドウ終盤になって日本代表ミッドフィルダーの動向に注目が集まっている。

 そんななか、佐野は24日に行われたオランダ1部リーグ第3節のNACブレダ戦でフル出場。パス成功率91%、ボール奪取11回など、攻守にわたり好パフォーマンスを発揮しただけに、『ForzaNEC』など現地メディアから最高評価を与えられている。

 そのNACブレダ戦では「ブライトン、アストン・ヴィラ、ドイツ国内クラブのスカウト陣が視察に訪れていた」との情報が現地で飛び交っている模様。いずれのクラブも佐野の獲得に興味を示しているというが、ブライトンなど複数クラブとの交渉や正式オファーの有無は現時点で報じられていない。

 一方、ナイメヘンは8月はじめにGKロビン・レフスをサンダーランドへ完全移籍により放出したが、同選手の移籍金は1050万ユーロ(約18億円)。オランダ『VI』が伝えたところによると、佐野の移籍金も1050万ユーロ程度にのぼるとみられる。