日常の移動手段として、私たちの最も身近な存在である電車。毎日の通勤や通学の中で、人は無数の他者と短時間ながらも空間を共有しています。

その空間で人々が見せる行動は、ときに社会規範を逸脱し、驚きや戸惑い、あるいは困惑をもたらしたりもします。

そこでSirabee取材班は、電車で目撃した驚きの光景を聞いてみました。

■ムダ毛をカミソリで…

「アジア系の旅行客だったけど、電車で立ちながらおもむろにバッグからカミソリを取り出し、腕毛と指毛を剃り始めた…。周りもびっくりしてジロジロ見てたけど、その女性は何食わぬ顔でムダ毛を床にパッパッと。

コレって文化の違いなだけ? それともこの女性がズレてるだけ?」(30代・女性)

■クレジット情報を入れてる

「電車で座っていると、スマホ画面を見られていないって思いがちだけど、地下鉄だと後ろの窓に反射して、スマホの画面見えたりするんだよね。

クレジットカードの情報とか銀行情報入れている人を見ると、危機管理が…と思う。家とか誰もいない場所ですればいいのに」(20代・女性)

■ストロング缶をストローで

「チューハイのストロング缶をストローで飲んでいる女性を見たことがある。最初ストローさしているからジュースかな? って思ったけど、よくよく見たらお酒で笑いそうになった。しかも平日の朝9時前!

アルコールをストローで飲むと酔いが早くまわるって言われているし、そんなことしない方がいいのに。よっぽど酔いたかったのかな」(30代・女性)

電車で起こる驚きの光景は、一見奇妙で非常識に見えるかもしれませんが、その背景には価値観の多様性、社会規範の曖昧さ、そして空間を共有するという行為の難しさも潜んでいます。

他者と空間を共有する以上、無意識の配慮と共有の努力が必要であり、それは小さなマナーの積み重ねによって、はじめて実現されるものということを忘れてはいけません。

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(取材・文/Sirabee 編集部・   美佳