
京都サンガ、シャルケ在籍歴のあるMF上月壮一郎が、ドイツ3部TSV1860ミュンヘンを退団する見込み。今季に入って出場機会を減らすなか、複数クラブによる争奪戦が繰り広げられている模様。契約解除でチームを去るとなれば、Jリーグ復帰の可能性も考えられる。
現在24歳の上月は、2021シーズン限りで下部組織時代から過ごしてきた京都を退団し、2022年8月にU23シャルケへ加入。同年12月に2025年6月までのプロ契約を結んだが、2023/24シーズン途中でトップチームの構想から外れ、2024年1月にグールニク・ザブジェへ期限付き移籍。ポーランド1部リーグ18試合の出場で1ゴールと結果を残せず、2024年9月に退団。レンタル元のシャルケからミュンヘンへ完全移籍している。
ミュンヘンで迎えた2024/25シーズンは、ドイツ3部リーグ戦32試合の出場で3ゴール3アシスト。スタメン出場20試合と、攻撃陣に欠かせない戦力として存在感を発揮していたが、今季はドイツ3部リーグ開幕戦でベンチ外。8月9日開催の第2節で途中出場したが、23日開催の第3節で再びベンチ外となっている。
ドイツ『tz』が8月25日に「上月はミュンヘンを退団する見込み」とリポート。これによると、両者は2026年6月まで契約を残しているが、複数クラブが同選手の獲得に興味。記事では「近日中に移籍が正式決定する可能性がある。彼は(前線のポジション争いで)4番手だ」と綴られている。
ただ、上月の移籍先候補はドイツ国内で報じられていない状況。ミュンヘンと契約解除し、Jリーグクラブへ加入する可能性も取りざたされていない。ドイツの移籍ウィンドウ終了まで残り約1週間である中、元U17日本代表アタッカーの去就に注目が集まる。