GMOインターネットグループ子会社のGMO AI&ロボティクス商事(東京)は25日、日本科学未来館(東京都江東区)と、人工知能(AI)対話型ロボットを使った展示案内の実証実験を始め、報道陣に公開した。来場者の問い掛けに応じて展示物の前まで案内したり、位置情報を基に「これは何」など曖昧な問い掛けにも的確に返答したりできる。31日まで実施する。

 5階常設展示の一部が対象。日本語や英語など4カ国語に対応し、来場者の問い掛けに自然な音声対話で応える。ロボットを動かすアプリケーションに実装した業務のうち約8割をAIが自動生成しており、導入に掛かる時間を大幅に削減したという。実証を通じて想定外の質問への対応など課題を洗い出し、別の美術館や商業施設などへの展開を目指す。(了) (記事提供元=時事通信社) (2025/08/25-17:24)