将来への不安や生活の安定を求めて、貯金している人もいるだろう。一方で、お金の管理が苦手だと感じている人も多いようだ。
■約4割「お金を貯めることが得意」
Sirabee編集部が全国の10代から60代の男女669名に調査を実施したところ、「お金を貯めるのが得意」と答えた人は全体の36.9%だった。

お金を貯めるのが得意だと思っている人は4割程度で、残りの約6割はあまり貯金でできずにいるようだ。
■毎月、決まった額を貯金
貯金するのが好きな30代女性は、「私は毎月、必ず貯金するようにしています。給料が入ったらすぐに、定額を貯蓄用の口座に移すんです。最初は金額を少なめに設定して、慣れてきたら少しずつ増やしていきました。気がつけば数年でかなり貯まっていたので、自分でも驚いています」と話す。
予算を決めるのが大切なようで、「外食や買い物もあらかじめ予算を決めて、その範囲内で楽しむようにしています。最初は窮屈に感じましたが、工夫するうちに楽しみながら節約できるようになりました。お金が貯まっていくのを見ると達成感があって、心の充実を感じています」と語っていた。
■給料日には財布の紐が
貯金が苦手な30代男性は、「正直、貯金は全然できていません。給料が入ると、つい財布の紐が緩んでしまうんですね。毎月『今度こそ貯めよう』と思っても、気づけば残高がどんどんと減っていて自己嫌悪に陥ります。『貯金が趣味』なんて話をしている人がいると、自分との違いに焦ります」と述べた。
趣味などにお金をかけるのが楽しいようで、「私はお金を使うために働いているという意識が強いので、どうしても我慢できないんです。趣味や買い物にお金をかけるのが生きがいみたいなものなので、今後も貯金ができることはないと思っています」と続けた。
■突然の出費でも
Xでは、「貯金は正直言うと得意です」「突然の40万出費。趣味貯金界隈で良かった」と貯金が好きな人からの投稿があった。
しかし一方では、「やはり私は貯金が苦手かもしれない」「好きなことに使いたい自分は貯金が苦手」と貯金ができない人からの声も見られた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ 調査期間:2025年7月27日~2025年7月31日調査対象:全国10代~60代の男女669名