
FC東京は8月24日に行われた明治安田J1リーグ第27節で、京都サンガに0-4と完敗。ブラジル人FWラファエル・エリアスにハットトリックを許したが、京都戦で23年ぶりとなる屈辱を味わった模様。次節の名古屋グランパス戦に向けても日本代表DF長友佑都らに関する不安材料を抱えている。
FC東京は13分までにエリアスのPKから2失点を喫すると、45分にはDF鈴木義宜にもゴールネットを揺らされる。3点ビハインドで迎えた後半には、V・ファーレン長崎から期限付き移籍加入のMFマルコス・ギリェルメやFWマルセロ・ヒアンらを投入。巻き返しを図ったが、81分にエリアスのハットトリックを許し、万事休す。ホームの味の素スタジアムで勝ち点を獲得できなかった。
2000年以降、FC東京は15度ホームに京都を迎え撃っているが、通算成績は3勝3分9敗。前回の黒星が2002年8月7日のJ1リーグ1stステージ第13節であり、およそ23年ぶりにホームゲームで土を付けられたことに。2010年6月6日のナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)から2024年5月3日のJ1第11節まで6連勝を飾っていただけに、今回の敗北はショッキングだ。
また、京都戦では長友やMF小泉慶、MF橋本拳人にイエローカードが提示されているが、3選手とも累積警告により、8月31日開催の名古屋戦では出場停止に。J1残留争いを強いられるなか、ライバルとの直接対決で複数選手を欠くだけに、今節と同じく苦戦が予想されるところだ。
なお、FC東京はリーグ戦直近5試合で1勝1分3敗。J2降格ラインから勝ち点5差の15位に沈んでいるだけに、松橋力蔵監督の解任論も湧き起こっている。