
浦和レッズは8月22日に行われた明治安田J1リーグ第27節で、柏レイソルに2-4と逆転負け。試合後、アウェイゴール裏のサポーターの前で、元日本代表MF原口元気やFWチアゴ・サンタナがエキサイトしているが、原口が今シーズン開幕前に残していたコメントも話題に。外国人ジャーナリストが現状との差を指摘している。
ブラジル人記者でJリーグや日本人選手の情報に詳しいチアゴ・ボンテンポ氏は23日にXを更新。柏戦での結果や試合後の出来事を踏まえた上で、「原口は浦和のアイドルだが、サポーターは彼に対する我慢を失いつつある」と伝えている。
今季ここまで何度も批判を浴びている原口だが、2025シーズン開幕前に「2桁ゴールをとれないアタッカーは浦和に必要ない」などと、強気のコメントを残していた。しかし、ここまでリーグ戦21試合の出場でノーゴールと、理想とは程遠い結果であるだけに、ボンテンポ氏は「彼はヨーロッパから戻ってきて2桁ゴールを約束したが、今のところゼロだ」と指摘している。
柏戦で2-1で迎えた79分から途中出場した原口だが、チームは83分から13分間で3失点。前半のリードを守り切れず、ショッキングな黒星となっただけに、フラストレーションを抱えていたはず。インターネット動画配信サービス『DAZN』で解説を担当した林陵平氏は、試合後のアウェイゴール裏の様子を見て「前半に良いゲームして、後半こうなると難しさはありますよね」とコメントしていた。
ブンデスリーガ所属の複数クラブを渡り歩いたほか、日本代表の一員としてFIFAワールドカップの舞台でプレーするなど、国際舞台で多くの実績を残している原口。4月に行われたアビスパ福岡戦でも、試合後アウェイゴール裏の一部浦和サポーターに怒りを見せていた。チームが思うような結果を得られなかった時の批判は付き物だが、一部のサポーターが原口本人に対してどのような声を掛けたのか気になるところだ。