小久保玲央ブライアン 写真:Getty Images

 シント=トロイデンVV(STVV)所属のパリ五輪U23日本代表GK小久保玲央ブライアンは、8月23日に行われたベルギー1部リーグ戦でクリーンシートを達成。チームの勝利に大きく貢献したが、過去にサポーター等からの批判や誹謗中傷を気にしていたという。

 ベルギー『HBVL』で8月22日に掲載されたインタビュー記事によると、小久保は「昨シーズンの終盤までは、自分に関する記事を読んでいた。(SNSでの批判や誹謗中傷メッセージを)エゴサーチしていたけど、前向きな気持ちになれなかった。だから、今はもうしていないよ」とコメントしたという。

 そんな小久保はU23日本代表の一員として、パリ五輪予選や本大会で活躍したものの、いまだにA代表に招集されず。2025年9月の国際親善試合(対アメリカ代表、メキシコ代表)でも森保ジャパンのメンバー入りは不透明とみられる。

 それでも本人はSTVVでのプレーを前向きに捉えている模様。「ベルギーのGKを見ると、彼らは毎日意欲に満ちあふれている。僕に新たなトレーニング方法を提供してくれるんだ」と、現所属クラブで成長している自分自身の姿を強調したという。

 今季ベルギー1部リーグ開幕から全5試合フル出場で3失点、2度のクリーンシートを達成するなど、チームの上位躍進に大きく貢献している小久保。日本代表は鈴木彩艶(パルマ)のバックアッパーの強化が課題となっているが、果たして小久保のA代表初招集は実現するのだろうか。