
明治安田J1リーグ第27節の横浜F・マリノス対町田ゼルビアが、8月23日に開催。0-0と引き分けに終わったが、横浜FM所属FW植中朝日による“ハイキック”が話題に。同選手にはイエローカードが提示されているが、町田所属の日本代表MF相馬勇紀に対する危険なプレーだとして、波紋が広がっている。
0-0で迎えた39分、植中が自陣右サイドからのスローインでボールを受けた際、トラップが大きくなると、これに相馬が反応。セカンドボールを回収しようとした際、高く振り上げた植中の右足が相馬の左肩を直撃。このプレーで、植中にはイエローカードが提示され、相馬はしばらくピッチでうずくまった。
インターネット動画配信サービス『DAZN』で実況担当の野村明弘アナウンサーは、ファウルの直後に「一発退場の可能性もあるということで、(VAR:ビデオアシスタントレフェリーを)確認中ということですが…」とリポート。解説者の福田正博氏は「(植中の)足裏が肩に入っていますからね…VAR入ると分からないですね。(足裏が)頭とか顔に入らなくて良かったという感じはしますけど。相馬も頭を下げに入ったプレーではないですからね」と指摘している。
しかし、VAR判定の結果、植中へのイエローカードは妥当として試合を再開。福田氏は「難しい判定だったと思いますね。植中にとっては助かったと思います。レッドカードでも文句は言えない形だったかもしれませんからね」とコメントしている。
また、Xでは植中の足裏が相馬の肩に直撃する瞬間を捉えた動画が拡散。両クラブのファン・サポーター等の間で、植中のプレーの是非や一発退場だった可能性を巡り、議論が白熱している。今回のプレーを単なる危険行為と捉えるのか、審判団のジャッジにも注目が集まっている。