ジョゼップ・グアルディオラ監督 写真:Getty Images

 マンチェスター・シティは今2025/26シーズンを刷新された陣容で迎え、8月17日に行われたプレミアリーグ開幕戦ではウルバーハンプトン・ワンダラーズを相手に4-0の快勝を収めた。昨2024/25シーズンの不振からの巻き返しが期待される中、新加入選手たちが早速存在感を示した。

 UKメディア『Daily Mail』によるとシティのジョゼップ・グアルディオラ監督は昨シーズン終了時点で解任の可能性があったと明かし、結果が伴わない中で信頼を示したクラブ首脳陣への感謝を示した。

 同メディアによるとグアルディオラ監督は「もし今のような会長やスポーツディレクターがいなければ、間違いなく解任されていただろう。なぜなら結果は本当にひどいものだったからだ」と語り、クラブ首脳陣の信頼が続投を可能にしたと強調した。

 シティは昨シーズン、プレミアリーグで3位に終わり、FAカップ決勝ではクリスタル・パレスに敗戦。EFLカップは4回戦で姿を消し、UEFAチャンピオンズリーグでも早期に敗退した。グアルディオラ監督体制下で主要タイトルを逃したのはわずか2度目だった。

 特に冬場にはホームでトッテナム・ホットスパーに0-4で大敗を喫し、その後は公式戦13試合でわずか1勝という深刻な不振に陥った時期もあった。この結果、リーグ5連覇への挑戦は終わりを告げ、自信を大きく失うこととなった。

 今シーズンに向けては大幅な選手入れ替えが行われ、MFケビン・デ・ブライネ(ナポリ)、DFカイル・ウォーカー(バーンリー)が退団。MFジャック・グリーリッシュ(エバートン)は期限付き移籍でクラブを離れ、長年守護神を務めたエデルソンの退団も近いと噂されている。

 一方で、MFタイアニ・ラインデルスやMFラヤン・シェルキが今夏に加入し、GKジェームズ・トラフォードも出場機会を得ている。さらに、前十字靭帯断裂で昨シーズンの大半を欠場したバロンドール受賞者MFロドリが復帰し、戦力の立て直しが進んでいる。