夫の言い訳
その晩、Yさんは夫に問い詰めました。
「あの公園で一緒にいた女性、誰?」
夫は少しの沈黙のあと、「ただの同僚だよ。息子にも懐かれてるから」と笑ってごまかそうとします。
しかし、あのキスと甘い声は、どう考えても同僚の距離感ではありません。
証拠集めを開始
Yさんは冷静に動きました。
夫のスマホのロック解除方法は把握済み。
入浴中に確認すると、スクロールしてもスクロールしても、その女性とのやりとりが途切れません。
「次はいつ会える?」 「この前は楽しかったね♡」
そして極めつけは、息子と一緒に写るスリーショットの写真。
背景は、まさに自宅のリビングでした。
真実の告白と決定打

集めた証拠を夫に突きつけると、夫は観念し、「彼女とは半年前から付き合っていた。息子も懐いてくれてるし…」と的外れな言い訳をしました。
Yさんは呆れながらも、冷静にこう告げました——「息子の前で、そんな人とキスする父親はいりません」。
その言葉に夫は言い返すこともできず、深くうつむいたままでした。
Yさんは、その沈黙こそが答えだと感じ、離婚への決意をさらに固めました。
別れと新しいスタート
離婚を決意したYさんは、弁護士を通じて慰謝料と養育費の取り決めを行い、親権も獲得。
息子の心を傷つけたことが許せなかったからです。
引っ越し後は、息子と二人で穏やかな日々を過ごすようになり、「あのときの光景」を二度と見なくて済む生活を手に入れました。
まとめ:子どもの前の“無神経な行動”は隠せない
★ 子どもの何気ない発言や先生の一言が、大きなヒントになる ★ 距離感のおかしい異性関係は必ずどこかで表に出る ★ 子どもの心を守るためには、時に迷わず決断する勇気を持つ
Yさんにとって「じゃあね、バイバイ♡」は、一生忘れられない裏切りの瞬間となりました。
しかし、それは同時に、新しい人生への第一歩でもあったのです。