親が我が子を愛することは自然な感情。しかし、ときにその愛情が無自覚に膨張し、周囲との距離感を見失ったとき、愛情は「痛々しい親バカ」として周囲に不快感を与えます。
本来、親バカは微笑ましい側面もありますが、それが他者への配慮を欠いた瞬間に「迷惑」「空気が読めない」「自己陶酔」といった負のレッテルへと豹変してしまいます。
そこでSirabee取材班は、周りが迷惑している親バカ言動を聞いてみました。
■頼んでないのに娘の写真
「頼んでもないのに、しょっちゅう娘の写真付きで『家族で○○行ってきました!』ってLINE報告してくる知人がいる。正直言って迷惑。
子供可愛いでしょ? アピールなんだろうけど、他人の子供の写真もらっても全く嬉しくないし、反応に困る。ほどほどにしてほしい」(30代・女性)
■特殊能力があると信じてる
「何かと『うちの子すごいの!』って自慢してくる姉。よくよく聞くと、偶然の出来事や、ただ他の子よりも少し長けているだけのことを特殊能力があるって信じていてなんか怖い。
しかも、わざわざ他の子を見下している発言だから聞いていて不快。別に子供をべた褒めしてもいいけど、他の子を下げるような発言はいただけない」(20代・女性)
■自分の子中心でしか考えない
「ママ友&子供たちでランチをして、集合写真を撮ろうとすると絶対真ん中を陣取って、自分の子供だけ目立たせるママさんがいる。
何かと自分の子供中心だから会うたび疲れるしイライラする。ここまで親バカになると周りもうんざりするから考えてほしい」(30代・女性)
親バカであること自体は悪ではありません。むしろ、子供を心から愛し、可能性を信じている証拠でもあります。しかし、その愛が「他人に押し付けてないか」「社会のルールを忘れていないか」という視点を失った瞬間、それは迷惑であり、ときに子供自身にとっても重荷となります。
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(文/Sirabee 編集部・ 美佳)