22日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)では、2008年公開のスタジオジブリ作品『崖の上のポニョ』を放送。
本記事では、主人公の親子関係について、編集部が行った調査データとともに深堀りしていきます。
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■親を「リサ」「耕一」と呼ぶ宗介
主人公の宗介は、老人ホームに勤める母・リサと、船乗りの父・耕一の3人家族。
宗介が両親のことを「リサ」「耕一」と名前で呼んでいるのが印象的ですよね。
スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは「おそらく、母であるリサがそう呼ぶように宗介を育てている」と宮崎駿監督の意図を推測し、「家族間であっても一個人として自立すべきということの象徴なのだと思います」と答えていることが、様々なメディアで紹介されています。
■親を名前で呼んだことがある人は約2割
そこで、Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女681名を対象に意識調査を実施したところ、「親のことを名前で呼んだ経験がある」人は18.1%でした。

男女別に見ると、男性13.7%に対して女性は22.9%と、女性のほうがフランクで対等な親子関係にある人が多い傾向にあるよう。
鈴木プロデューサーは「(宗介とリサのような親子は)もしかすると、今後の日本の家族のあり方なのかもしれない」とも話しており、確かに家族の形も多様化していますね。
■「考えられない」「いいなと思う」意見は様々
“親を名前で呼び捨てなんて考えられない”と思う人もいる一方で、同作を観て「リサが親としての仕事しながらも一人の人間として宗介を信頼してるんだなと思う。そういうの考えると宗介がリサを名前で呼ぶのいいなと思うの」「『リサ』『耕一』って呼ぶ理由を知ってこの作品がより好きになった」という声も。
劇場公開から17年、大人になって改めて鑑賞すると、以前とは違った印象を受けるシーンもあるかもしれません。
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(文/Sirabee 編集部・衣笠 あい)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ 調査期間:2025年8月8日~2025年8月13日調査対象:全国10代~60代の親と生活した経験のある男女681名 (有効回答数)