
今2025/26シーズンのプレミアリーグは、試合日程、選手のマッチアップ、補強状況、負傷リスクなど複数の要素が複雑に絡み合い、序盤から激しい展開となっている。各クラブは開幕直後から勢いを得るか失うかでシーズン全体の行方が左右される構図だ。
そんな中、UKメディア『Arsenal News』は今シーズンのプレミアリーグの優勝争いについて特集記事を掲載している。同記事では、リバプールとアーセナルが優勝争いの筆頭に立っており、リバプールはアンフィールドでのボーンマス戦(4-2)から開幕し、ニューカッスル・ユナイテッド、アーセナルと続く厳しい日程を迎える。ここでの取りこぼしはアーセナルに主導権を渡しかねない。
一方、アーセナルはマンチェスター・ユナイテッドとのアウェー戦(1-0)で開幕し、リーズ・ユナイテッド戦を経て第3節でリバプールと対戦。開幕8試合はリバプールより難敵との試合が多く、序盤を5勝以上で乗り切れれば現実的な優勝候補となる。
ブックメーカーはリバプールを6/4前後で本命視する一方、アーセナルも5/2と肉薄している。メディアによっては両者の差はごく僅かとされ、継続性と的確な補強を理由にアーセナルを推す声もある。優勝オッズの小さな差が、今シーズンの争いの接近度を示している。
補強面では、リバプールが総額2億9120万ポンド(約578億円)を投じ、アーセナルも1億8730万ポンド(約372億円)を費やし、戦力の厚みを増した両クラブの戦いに注目が集まる。