土方麻椰 写真:Getty Images

 ウィメンズ・スーパーリーグ(WSL)のアストン・ビラ・ウィメンは今2025年夏の移籍市場で積極的な補強を進めている。昨2024/25シーズン終盤にはリーグ戦5連勝を飾り、WSLで6位に入りシーズンを終えた。ナタリア・アロヨ監督はその勢いを今2025/26シーズンにもつなげ、さらなる上位進出を目指している。

 その一環として、日テレ・東京ヴェルディ・ベレーザに所属するFW土方麻椰の獲得で合意に達したとUKメディア『Villa News』が伝えた。21歳の土方は2021/22シーズンに17歳でベレーザにデビューし、日本代表にも選出されている逸材だ。

 今回の土方のビラへの移籍合意については、現地8月21日にキャスリン・バット記者が報じている。ビラはすでに女子ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンからMFジル・バイイングスを完全移籍で獲得するなど戦力を整えており、今シーズンの上位進出が期待されている。

 新加入となる土方は、アロヨ監督が率いる攻撃陣に新たな力をもたらす存在とみられており、欧州大会出場を目指すチームの重要な一員として期待されているようだ。

 土方は日本代表としてU-20女子ワールドカップにも出場し、7試合で5ゴール1アシストをマーク。また、昨シーズンは自身最多となる7ゴール6アシストを記録し、ベレーザのWEリーグ制覇に大きく貢献した。この活躍により、日本国内では「最もエキサイティングな若手選手」の一人と評価されてきたと同メディアは伝えている。