サンフレッチェ広島 写真:Getty Images

 元トルコ代表FWセルダル・ドゥルスンが8月20日、イラン1部ペルセポリスFCを契約解除により退団。MFトルガイ・アルスランらサンフレッチェ広島関係者をフォローしているだけに、広島移籍の可能性も考えられる。

 現在33歳のドゥルスンは、トルコとドイツの国籍を有しており、身長190センチで右利きの大型ストライカ-。ハノーファーの下部組織出身であり、トルコ1部フェネルバフチェやエスキシェヒルスポル、ドイツ2部ダルムシュタットなど複数クラブでプレー。トルコ代表の一員として、FIFAワールドカップ・カタール大会欧州予選など国際Aマッチ10試合でピッチに立っている。

 ペルセポリスには2025年1月末に加入しているが、イラン1部リーグ12試合の出場で5ゴールをマーク。AFCチャンピオンズリーグエリートでは2試合に出場しており、サウジアラビア1部アル・ヒラルやFWクリスティアーノ・ロナウド擁するアル・ナスルと対戦している。

 2024/25シーズン後半戦で一定の結果を残したものの、ペルセポリスは8月21日にドゥルスンの退団を公式発表。『iranintl』によると、両者は条件面で合意に至らなかったという。

 そのドゥルスンは21日時点でセハット・ウマル氏(現広島コーチ)やアルスランのインスタグラムアカウントをフォロー。両者ともにトルコ国内クラブに在籍した過去があるだけに、以前から繋がりがあった可能性も考えられるところだが、一部では広島移籍を予想されている。

 なお、Jリーグの第2登録期間は8月20日で終了しているが、追加登録期限は9月12日まで。無所属選手の獲得は依然として可能であるだけに、ドゥルスンの去就にも注目が集まりそうだ。