
ブラジル人FWムリロ・コスタは先日、京都サンガを契約満了により退団したが、8月21日に新天地が正式決定。Jリーグ他クラブへの移籍を望んでいたが、選手本人の思いは実現しなかった。
コスタの去就を巡っては、韓国人ジャーナリストのソ・ホジュン氏が7月10日の時点で、韓国1部大田ハナシチズンとの移籍破談を報道。日本でのプレー続行にこだわる選手本人の思いが背景にあったというが、大田移籍破談後にJリーグクラブからの関心は報じられていなかった。
そんななか、ポルトガル1部ジル・ヴィセンテFCは21日にコスタの獲得を公式発表。1年ぶりの古巣復帰となっているが、両者は2年契約を締結。同クラブは2025年夏に攻撃陣の中心選手として活躍していたMF藤本寛也を移籍金ゼロでバーミンガム・シティへ放出しているだけに、日本人アタッカーの穴を埋めるだけのパフォーマンスが求められそうだ。
現在30歳のコスタは、かつて2020/21シーズンに日本代表MF久保建英に替わるアタッカーとしてRCDマジョルカでプレー。2021/22シーズンから東京ヴェルディ出身の藤本とともにジル・ヴィセンテFCでプレーしていたが、2023/24シーズン終了後に契約満了で退団。2024年8月に京都へ移籍する。
日本での活躍が期待されたが、来日1年目にJ1リーグ戦で7試合の出場に終わると、2025シーズンもリーグ戦でスタメン出場3試合、途中出場8試合。絶対的ストライカ-であるFWラファエル・エリアスなど他の外国籍選手との競争で後れを取るなか、ノーゴールと結果を残せなかった。