
プレミアリーグのリバプールは今2025年夏の移籍市場でチームは大きな変化を遂げた。アルネ・スロット監督の下で陣容の再編が進み、数名の新加入選手とともに主力の放出も相次いでいる。
そんな中で、クラブに所属するギリシャ代表のスター選手で左サイドのスペシャリストであるDFコスタス・ツィミカスも将来を熟考しているとUKメディア『EPL Index』が伝えている。
同選手にはフラム、リーズ・ユナイテッド、ノッティンガム・フォレストが強い関心を示しており、さらにセリエAのクラブも獲得に動く可能性があると報じられている。
ツィミカスはリバプールで、DFアンディ・ロバートソンの控えとして忠実に役割を果たし、2022年FAカップ決勝チェルシー戦のPK戦で決めた冷静な一蹴は、今なおサポーターの記憶に残っている。
しかしDFミロシュ・ケルケズが今夏に加入したことによって左サイドバックの序列は変化し、ロバートソンが控えに回る可能性が高い中で、ツィミカスは構想外となる状況に置かれているようだ。
一方、同記事によると選手本人は決断を急いでおらず、欧州の大会に出場するクラブを優先的に移籍先のクラブとして検討していると報じている。ツィミカスはオーバーラップで前に出てサイドの位置から効果的なクロスを送ることができる。この攻撃的な特長をDFに求めるチームにとって魅力的な獲得候補となっているようだ。
ツィミカスはリバプールでは決して主役ではないが、ローテーションの中で欠かせない存在だった。今後の選択肢がプレミアリーグ残留か、あるいはイタリアへの挑戦かは未定だが、いずれの道を選んでもその歩みは注目されることになりそうだ。