
プレミアリーグのアーセナルは今2025年夏の移籍市場ですでに2億ポンド(約399億円)以上を投じて攻撃陣を強化してきた。しかし、負傷者の影響で再び計画に狂いが生じ、追加補強の必要に迫られているようだ。
アーセナルに所属するドイツ代表FWカイ・ハフェルツは、8月20日午前にエミレーツ・スタジアムで行われた公開練習に姿を見せず、戦列を離れる見込みとなった。
クラブはFWビクトル・ギェケレシュの加入によって状況は一時的に改善したが、ハフェルツの再離脱で再び前線に空白が生じた。
ミケル・アルテタ監督はその穴を埋めるため、そしてギェケレシュに競争を与えるために新たなストライカー獲得を検討しており、ラ・リーガのアトレティコ・マドリードのアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスが候補に挙がっているとUKメディア『GiveMeSport』が伝えた。2022年のFIFAワールドカップの優勝メンバーでもある同選手の移籍金は約8100万ポンド(約160億円)とも伝えられている。
アルバレスはマンチェスター・シティ時代(2022-2024)にでプレミアリーグ67試合に出場し20ゴール、さらに他大会36試合で16ゴールを記録。攻撃的ミッドフィルダーとストライカーの両方でプレーした実績を持っている。しかし、シティではFWアーリング・ハーランドの存在により出場機会が限られたため、8100万ポンドでアトレティコに2024年夏に移籍した。
昨2024/25シーズンは公式戦57試合で29ゴールを挙げ、ラ・リーガ3位、コパ・デル・レイ準決勝、UEFAチャンピオンズリーグ16強入りに貢献。ただし主要タイトル獲得には至らなかった。アーセナルもまた過去5年間主要タイトルを逃しており、ここ3シーズン連続でリーグ2位に終わっている。