
8月18日に行われた今2025/26シーズン開幕戦となったマンチェスター・ユナイテッド戦で、アーセナルは勝ち点3を獲得したが、全体としての内容には課題が残った。
新加入のFWビクトル・ギェケレシュは前線で先発起用されたが、FWガブリエウ・マルティネッリやFWブカヨ・サカから十分な供給を受けられず、決定的な仕事を果たすことはできなかった。
その一方で、昨2024/25シーズンに怠け者と評されたことのあるマルティネッリが、実際にはギェケレシュよりも速い走りを見せていたとUKメディア『TBR Football』が伝えた。
同記事によると、昨2024年12月のフラム戦(1-1)後、解説者のドン・ハッチンソン氏は無駄にオフサイドにかかるマルティネッリの姿を「怠け者」と批判した。
しかし、今回のユナイテッド戦で、データサイト『FotMob』によるとマルティネッリは試合中の最高速度で全選手中トップとなり、ギェケレシュを上回った。ギェケレシュはスピードが評価されているものの、マルティネッリの方がさらに俊足であることが証明された。
もっとも、マルティネッリのプレー全体が洗練されていたわけではない。得点や決定機創出といった面で十分な成果はなく、精度を欠く場面も目立った。もちろんシーズンはまだ1試合を終えたばかりであり、マルティネッリやギェケレシュの評価をここで断定する必要はない。
アーセナルは、オールド・トラフォードでチーム全体が万全ではなかったにもかかわらず勝ち点3を得たことは、今後に向けて重要な一歩となったのは間違いないはずだ。