15日放送の『Nスタ』(TBS系)では、身近な家電でついやりがちな「誤った操作」について特集。
洗濯機で起こりがちな思わぬ事故について紹介し、注意を呼びかけた。
■大きな音を立てて回転
NITE(製品評価技術基盤機構)が公開した実験映像を見ると、よく見かけるごく普通の縦型洗濯機が、突如としてバンバンと大きな音を立ててグルグルと回転し、そのまま転倒。
こういった事故はよくあるようで、SNSにもまるで爆発が起こったかのように、壁に大きな穴が開いた写真などが投稿されている。
■「基本的にはダメ」
じつは、実験映像の洗濯機で脱水していたのは、防水性の高い自転車用カバー。
ほかにもレインウエアやレジャーシート、寝袋、スキーウエアなどの防水製品は、脱水をすると大量の水を抱え込んだ状態で高速回転することになり、洗濯機がバランスを崩して大きく動いたり、転倒したりといった事故につながるという。時速150㎞になることもあり、大事故につながりかねないため注意が必要だ。
日比麻音子アナウンサーは、「防水性の高い大きなものを洗うとき、基本的には(脱水は)ダメというふうにタグに書いてあるはずですから、ぜひ洗濯タグなどもしっかりと注意をお願いいたします」と呼びかけた。
■モンベルも注意喚起
防水製品の脱水をめぐる事故については、アウトドアメーカーの「モンベル」も、レインウエアを自宅の洗濯機で洗う際の“NG”として紹介。
洗濯機で脱水をすると、ウエアが洗濯機内に貼りついてしまい、脱水できずに遠心力で生地が破れたり、洗濯槽が壊れる恐れがあるとして注意喚起する。
洗い終わったら脱水はせずに、バスタオルなどで包んで水気を拭き取るように呼びかけている。
■洗濯機が思わぬ事故に
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)