元日本ハムファイターズの片岡篤史氏が19日、元横浜大洋ホエールズ・高木豊氏のYouTubeに出演。甲子園のドーム開催について持論を展開した。
■ドーム開催に片岡氏が…
片岡氏は「甲子園のドーム開催をどう思う?」と質問されると、「ドームでやるのが普通だと思いますよ。ただ、みんな甲子園に出たいから、がんばっているんじゃないのというのがあるから、僕は甲子園でやってほしい」と「ドーム開催反対」と持論を展開。
高木氏も「俺もそうだよ。あの甲子園に行かなければ、やる意味ないみたいな、そんな感じがする」と甲子園にこだわる姿勢を明確にした。
■将来的にドームになる?
ドーム開催について片岡氏は「今の若い人たちはわかりませんけど、僕だって当時、甲子園に出たいから、甲子園でやりたいと思って、つらいことをがんばれたわけじゃないですか」と力説。
一方で「これだけルールが変わってくれば、この先は、ドーム球場になる可能性も、なきにしもあらずですよ」と開催球場変更の可能性にも言及する。
また「今の選手たちが甲子園でなくても良いと言うなら、別でもいいし、甲子園がいいと言うなら、甲子園でいいんちゃいます?」とも語った。
■天候の影響を受けるのもドラマ
その後もドーム開催について激論がかわされ、高木氏が「でも、雨でぐちゃぐちゃなところでやりたくはないよね」と指摘する。
片岡氏は「雨で中止になったりコールドになるのも、ドラマがあるんです、高校野球は。こんなことを言うと古いと言われますけど、昔はみんな郷土の期待を一身に背負い、それがあれになった人もいたけど、それが人気を呼んだわけじゃないですか」と力説した。
■過酷な状況下で試合
猛暑にもかかわらず、日中に開催されている高校野球。2部制やクーリングタイムなど、暑さ対策が導入されているものの、足がつる選手が出るなど、非常に過酷な環境下で試合が行われており、「現状のままでは危ない」と考える人は多い。
Sirabee編集部が、2023年7月18〜21日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に「夏の甲子園のあり方」について調査したところ、最も多かった答えは「試合を午前と夕方以降にすべき」で29.7%。
2位も「秋以降」で26.9%だが、3位は「現状のままでいい」で19.9%。片岡氏のように変化を嫌う声も根強い。

高野連は現状、暑さ対策や7回制の導入を検討しているが、開催地の変更については、考えていない模様だ。
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ 方法:インターネットリサーチ調査期間:2023年7月18日~7月21日
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)