友達との関係は人生の中で大切な要素だが、ふとしたきっかけで疎遠になってしまうこともある。そして疎遠になってから、後悔する人も多いようだ。

■約5割「友達と疎遠になり後悔」

Sirabee編集部が全国の10~60代の男女694名を対象に調査を実施したところ、「友達と疎遠になって後悔した経験がある」と答えた人は52.4%だった。

友達と疎遠になって後悔した経験があるグラフ
(画像=『Sirabee』より引用)

ライフスタイルの変化や距離的な問題で会う機会が減り、連絡が途絶えることも多いだろう。そのまま友人関係を維持するのは、難しいことなのかもしれない。

■ライフステージの変化で

仲のいい友達と疎遠になってしまった30代男性は、「仲の良かった友達とは、就職や結婚をきっかけに会う機会が激減しました。最初はたまにLINEで連絡をしていたのですが仕事などでお互いに忙しくなり、だんだんとやり取りがなくなっていきました」と語る。

結婚しているかどうかも影響しているようで、「学生時代はほぼ毎日のように会っていた友達も、ライフステージが変わるにつれて話題が合わなくなってきました。結婚した友達と独身の私では休日の過ごし方も違い、会う約束をするのも難しくなってきたんです」と続けた。

■人間関係は変わっていくので

疎遠になってもあまり気にしない30代女性は、「疎遠になった友達も何人かいますが、あまり後悔はしていません。人間関係は、自然に変わるものだと考えているからです。無理に関係を続けようとしても、お互いに負担になるだけですし…。今は新しい人間関係ができていて、それで十分満たされています」と考えを述べた。

また疎遠になったよかったと思っている相手もいるようで、「学生時代になにかにつけて、私を見下してくる友達がいたんです。今思えば、友達といえない気もするのですが、なぜか一緒にいました。卒業後もたまに誘われて会っていましたが、現在は疎遠になっています。彼女の場合は、疎遠になってよかったとさえ思っているんです」とも話していた。