木下康介 写真:Getty Images

 明治安田J1リーグ第30節のサンフレッチェ広島対ヴィッセル神戸が、8月20日に開催。神戸が1-0で勝利したが、広島所属FW木下康介と神戸所属DFマテウス・トゥーレルの接触シーンを巡り、議論が白熱。ファウル判定はなく、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)の介入も無かった。

 0-0で迎えた67分、広島はMF中野就斗が敵陣右サイドでボールを奪うと、ゴール前へスルーパスを供給。木下がペナルティエリア中央で左足からシュートを放とうとした際、トゥーレルと接触。トゥーレルが右足裏で木下の右足を踏んでいるようにも見える。結局、木下のシュートはゴールマウスから左にそれた。

 木下はシュートを放った後、しばらくピッチにうずくまる。立ち上がった後も足を引きずっていたが、ファウルのジャッジはなく、そのまま飲水タイムに突入。試合再開後にVARが介入することもなかった。

 インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継映像では、木下と接触した直後に両手を上げるトゥーレルの様子も捉えられている。ノーファウルをアピールするジェスチャーだと解釈することも可能だが、解説を担当していた広島OBの森﨑浩司氏は言及せず。実況の江本一真アナウンサーも触れなかった。

 それでも神戸戦の試合結果を伝える広島の公式Xアカウントには、DAZNの中継映像から当該シーンのみを切り取った動画の投稿が寄せられるなど、ファン・サポーター間での関心度は高まっている。