
セルティック所属の日本代表FW前田大然には、DF高井幸大擁するトッテナムをはじめプレミアリーグ所属4クラブが関心。チームメイトのMF旗手怜央にもウディネーゼからの関心など移籍の可能性が取りざたされているが、ブレンダン・ロジャーズ監督が両選手に対して強いメッセージを発したという。
英紙『デイリーレコード』が8月20日に伝えたところによると、ロジャーズ監督は前田や旗手など、移籍の可能性が取りざたされている選手に対して、メディアを通じて以下のようなメッセージを発信したという。
「数週間前に選手たちに話したことだが、特に移籍市場の終盤に向けて盛り上がっていく中、雑音が多いから、彼らにとって物語の筋道を示しておくことが大切だと思う。そして実際に、私はこれまで多くのロッカールームを経験してきたが、こういう時期には安定感が失われてしまうこともある。なぜなら、選手の中には残るのか、出ていくのかと考えてしまう者もいるからだ」
「だが、移籍期間中にも本当に重要な試合がある。だから数週間前にすでに選手たちに話しておいたんだ。これはシーズンの難しい時期であることを尊重し、理解しておくべきだと。ただし、毎月の給料は銀行口座に振り込まれるし、それはセルティックから支払われる。そして支払われている間は、結果を出さなければならない。他のことを考えてはいけない」
「厳しい時期であることは理解しているし、尊重もしている。要は、“ここに残るのか、それとも去るのか”ということだ。だがセルティックが給料を払っている限りは、セルティックのために全力を尽くすことに集中すべきだ」
移籍報道が飛び交う中でも、セルティックでのプレーに集中するよう警告を発したロジャーズ監督。しかし、アルビレックス新潟から完全移籍加入のDF稲村隼翔については、「彼はまだ私が期待するレベルに達していない」と切り捨てており、期限付き移籍の可能性を示唆。レギュラーに定着している日本人2選手への対応とは対照的に、加入からわずか1カ月で見放している。