ディスカウント店「ドン・キホーテ」を展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが18日発表した2025年6月期連結決算は、純利益が前期比2.0%増の905億円となり過去最高を更新した。訪日客消費が旺盛で免税品の売り上げが拡大したほか、プライベートブランド(PB)商品の売れ行きも好調だった。
26年6月期の通期業績も増収増益を予想。純利益は同社として初めて1000億円を突破する見通しだ。
9月26日付で社長に就任する森屋秀樹専務は東京都内で記者会見し、「(現状の倍以上の)営業利益3000億円を稼ぎ出す企業に成長させる」と述べた。
2035年6月期までの長期経営計画も併せて発表した。店舗戦略では250店の新規出店を目指す。食品を中心に扱う新ブランド店も26年中にオープンする予定で、今後10年間で200~300店舗を展開する。(了) (記事提供元=時事通信社) (2025/08/18-19:43)