子供を育てることは、もちろん幸せなことだけではなく過酷な営みのひとつ。多くのママたちは、日々の慌ただしさのなかで、社会と家庭の両立に奮闘していることでしょう。しかし、公共の場や友人・知人の前での振る舞いが原因で「あの人ちょっと困るな…」と引かれてしまうことも少なくありません。

そこでSirabee取材班は、ママたちの困った言動を聞いてみました。

■なんでも子供を理由にする

「『子供の支度に手間取って…』『子供グズって…』と子供が子供が、って何でもかんでも子供を理由にする人って結構苦手。

遅刻とか、何かしら相手に迷惑をかけたのなら、まず謝って、それから理由を述べればいいのに、子供がって言えば“仕方ないんだから謝らなくてもいいでしょ”って感覚のいる人が一定数存在する。子供は免罪符にならんよ」(30代・女性)

■「子供いないから…」

「姉に子供が3人いて、会えばいつも育児の愚痴。こっちが姉の価値観外のことを言おうもんなら『子供がいないからわかんないんだよ』っていきなり見下し&突き放してくる。

正直ダルいから最近会いたくないのに、頻繁に連絡してくる。こういう性格だからママ友もできずに、ひとりぼっちなんだろうな」(20代・女性)

■人に育児をさせようとする

「友達が、人に赤ちゃんの面倒を見させようとする癖がある。まだ1回しか赤ちゃんに会ってないのに、『うちの○○ちゃんがもうあなたに会いたがってるの』みたいなこと言って、赤ちゃん連れで会おうとする。

別の友達から『あの人、赤ちゃんをこっちに丸投げするから気をつけて』って聞いていたから、会おうとする魂胆がすでにバレバレ。私に抱っこさせて自分はのんびりしたいんだろうな。てか、0歳児が会いたがる仕草なんか見せんでしょ」(30代・女性)

ママたちの困った言動は、表面的にはマナーやモラルの問題に見えますが、その奥には育児中のストレス、孤立、そして社会とのコミュニケーション不足といった複雑な要因が潜んでいます。

大切なのは、個々の言動をただ批判するのではなく「なぜその言動が起きるのか」を冷静に見つめ、理解と対話を進めることです。育児は個人だけの責任ではなく、社会全体で支えるべき営み。だからこそ、子育て中の親もまた「社会の一員としての振る舞い」を忘れてはなりません。

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(文/Sirabee 編集部・   美佳