元日本ハムファイターズ、福岡ダイエーホークス、中日ドラゴンズ、読売ジャイアンツ投手で野球解説者の武田一浩氏が18日、『武田一浩チャンネル』に出演。ロサンゼルス・ドジャース佐々木朗希の今後の起用法を分析した。

■佐々木の復帰に武田氏が独自見解

佐々木がマイナーリーグで復帰したことについて、見解を質問された武田氏は「154キロしかでなくて、監督が意外(予想より球が遅い)と言っていると書いてあるのを見た」と語る。

続けて、「投げられるところまできたんだから、どこかで投げさせるという感じじゃない? エメット・シーハンが外れるのかな」と持論を展開した。

■大谷をクローザーで使う?

ドジャースの投手陣には「ちょっと今の状況だと、ポストシーズンを乗り越えられないよ。去年のワールドシリーズとまったく同じ戦いなんだよ。リリーフピッチャーも結構疲れている」と分析。

また、「たとえば大谷翔平くんをクローザーで使うとなれば、また変わるんじゃないかなとは思うけど。ポストシーズンが始まるときに、先発ピッチャーはいっぱいいたほうがいいから、佐々木朗希もそのなかにね」とポストシーズンの登板に言及する。

さらに「大谷がクローザーで行くなら、先発で行く可能性はあるよね。それまでにちゃんと調整をして、いいボールを投げてくれば、投げられる可能性はあるんじゃない?」とコメントしていた。

■パドレスに3連勝

サンディエゴ・パドレスの猛追を受け、首位から陥落したドジャースだが、首位攻防の3連戦で3連勝し、地区優勝に一歩前進した。

故障で離脱していたエースのクレイトン・カーショウが復活。故障していたブレイク・スネル、タイラー・グラスノーも復帰し、大谷も今後投球イニングが伸びる模様で、戦力が整いつつある。

佐々木がどのように使われるのかは現在のところ不明だが、先発投手陣は揃いつつあるだけに、地区優勝争いやポストシーズンに復帰して登板できるか否かは、微妙な情勢だ。

■佐々木の起用法を武田氏が分析

・合わせて読みたい→佐々木朗希、ドジャースでの不調の要因を武田一浩氏が解説 「大体失敗する」ことは…

(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治