
横浜F・マリノス所属のブラジル人FWヤン・マテウスは、鹿島アントラーズ行きが破談に終わった後、中東カタール1部カタールSCへの完全移籍が決定的に。一部で移籍金が500万ドル(約7億3,400万円)だと報じられてるが、横浜FMの移籍金収入が半額程度になる見込みだという。
ヤン・マテウスは2022年夏、ポルトガルのモレイレンセを期限付き移籍期間満了により退団し、ブラジル1部パルメイラスから横浜FMへ完全移籍しているが、当時『terra』など複数のブラジルメディアは、同選手の獲得で横浜FMの支払った移籍金が300万ユーロ(約4億円)だと報道。「パルメイラスはモレイレンセとヤン・マテウスの保有権を50%ずつ有していたが、モレイレンセの保有権は横浜FMへ移った」と伝えていた。
この保有権の割合に関する報道内容を踏まえると、カタールSCがヤン・マテウスの獲得で500万ドルを支払う場合、250万ドル(約3億6,700万円)が横浜FMの収入となり、残りの250万ドルはパルメイラスが手に入れることに。横浜FMは獲得時に4億円程度を支払ったとみられるだけに、この移籍金を回収するには至らないと考えられる。
ヤン・マテウスの去就を巡っては、鹿島、UAE1部アル・アイン、エジプト1部アル・ザマレクが移籍先候補に挙がっていたが、ブラジル『Bola Vip』が8月7日に契約延長の可能性を報道。「ヤン・マテウスと横浜FMの契約期間は2025年末までだが、契約を更新する見込み」と伝えていた。
しかし、中東サッカーの情報に詳しいジャーナリストのアフメド氏は、19日にカタールSC移籍が決定的と報道。横浜FMはヤン・マテウスにかわるアタッカーとして、ジュビロ磐田からFWジョルディ・クルークスを獲得する見込みだという。