アレックス・オックスレイド=チェンバレン 写真:Getty Images

 EFLチャンピオンシップのバーミンガム・シティは今2025年夏、すでに9人の選手を獲得しており、プレミアリーグ昇格を見据えた補強を続けている。大きな投資は日本代表FW古橋亨梧の獲得のみで、そのほかの選手は移籍金を伴わない契約が中心であり、クラブは引き続きフリー市場を注視しているようだ。

 そんな中、バーミンガムの獲得候補として浮上しているのが、元イングランド代表のMFアレックス・オックスレイド=チェンバレンだ。同選手はリバプール(2017-2023)とアーセナル(2011-2017)でプレー経験を持ち、UEFAチャンピオンズリーグ優勝1回、プレミアリーグ優勝1回、FAカップ優勝4回を誇る実績豊富なMFだ。現在はトルコ1部のベシクタシュ所属だが、契約を10か月残しながらも無償での退団が可能とUKメディア『BirminghamWorldUK』が報じている。

 大手メディア『Sky Sports』UK版によれば、バーミンガムは32歳となるチェンバレンのイングランド復帰に関心を示しており、同国メディア『Mirror』はすでに「野心的な動き」が進んでいると伝えている。本人が移籍に応じるかは不明だが、クラブは実現に向けて動いている模様だ。

 加入すれば、チェンバレンはMF岩田智輝とコンビを組むセントラルMFの一角を、MFペク・スンホやMFトミードイルと争うことになる可能性があるようだ。

 さらにウイングやトップ下でもプレー可能なため、多彩な役割を担える点が大きな魅力と伝えられており、古橋やMF藤本寛也ら日本人選手との連携も注目される。

 ユルゲン・クロップ氏はリバプール監督時代(2015-2024)にチェンバレンを高く評価していた。「彼は本当にスーパーな男だ」「我々の望んだ8番に成長した」と称賛し、信頼を寄せていたと『BirminghamWorldUK』が伝えている。