アーセナル 写真:Getty Images

 プレミアリーグのアーセナルは今2025年夏、多くの補強を進めてきた。ポルトガル1部のスポルティングCPからアーセナルへ加入したFWビクトル・ギェケレシュは、昨2024/25シーズンにポルトガルでゴールを量産し、今夏のプレシーズンでもヘディング弾を決めるなど好調を示した。

 しかし8月18日に行われたプレミアリーグでのマンチェスター・ユナイテッドとの開幕戦(1-0)では厳しい内容に終わり、60分間の出場でシュート0本、ドリブル成功0回、キーパス0本、デュエル10回敗北、タッチ数22回という数字を残した。数度のクロスを供給したものの味方に合わず、全体としては存在感を欠いた。

 そんな中、UKメディア『Football FanCast』は、アーセナルがさらなる攻撃的スターを加えることで、ギェケレシュをマンチェスター・シティに所属するFWアーリング・ハーランド級の数字に近づけられると指摘している。

 その候補とされるのがラ・リーガのレアル・マドリードに所属するFWロドリゴであり、アーセナルは約7800万ポンド(約155億円)の入札を検討していると報じられている。

 ロドリゴは直近の過去2シーズンで105試合に出場し、31ゴール20アシストを記録。MFルカ・モドリッチ(ミラン)から「ワールドクラスのスーパースター」と評され、マドリードのコラムニスト、キヤン・ソバニ氏からも「止められないダイナモ」と称されるなど評価が高い。

 さらにロドリゴは、サッカー版の高度な統計データベース『FBref』のデータで、90分あたりのファイナルサードへのボール運び(ドリブルを含む前進)で上位2%、アタッキングサードでのタッチ数で上位3%、ドリブルで運んだ総距離で上位6%、ボールキャリー回数でも上位10%と、リーガでもトップクラスの数値を記録している。