通勤や通学などの日常生活で、前を歩く人のスピードが遅いためにイライラしてしまった経験はないだろうか。
■約8割「前の人の歩くスピードが…」
Sirabee編集部が全国の10〜60代の男女669名を対象に調査を実施したところ、「前の人の歩くスピードが遅くてイライラした経験がある」と回答した人は全体の76.8%だった。

混雑した場面でストレスを感じるのは、めずらしいことではないとわかる。とくに朝の通勤時間帯などは、小さな苛立ちが積み重なりやすいのかもしれない。
■せっかちな性格のため
ゆっくり歩いている人がいると苛立ってしまう30代男性は、「私は毎朝の通勤ラッシュで、前を歩く人の遅さにイライラすることが多いんです。駅の階段やエスカレーターに向かう通路で、前の人がスマホを見るなどしてゆっくり歩いているとイライラしてしまいます。ただ無理に追い越すのも危ないので、我慢するしかないのですが…」と語る。
続けて、「自分がせっかちなのはわかっているのですが、どうしても周りのスピードが気になってしまうんです。朝は時間に追われているので、小さなことでイライラしてしまうのでしょうね。もう少し、時間にも心にも余裕を持ったほうがいいのでしょうけれど…」とも話していた。
■それぞれに事情があるので
ゆっくり歩く人にも事情があると考える30代女性は、「私は前の人がゆっくり歩いていても、それほどイライラしませんね。足が悪い場合や高齢の人、子供連れなど、それぞれに事情があるのだろうと思うので…。遅いのには理由があると考えれば自分も納得ができるので、そう思うようにしています」と考えを述べた。
さらには、「通勤のときも少し早めに家を出ているので、人混みで前が詰まっても焦ることはありません。歩くスピードがそれぞれ違うのは当たり前だと割り切ってからは、心に余裕が生まれました。自分もいつか、ゆっくりしか歩けなくなるかもしれないですし」と続けた。