クリスティアーノ 写真:Getty Images

 元栃木SC、ヴァンフォーレ甲府、柏レイソル、V・ファーレン長崎所属選手のブラジル人FWクリスティアーノは、38歳となった今もなお健在だ。ブラジル4部AAポルトゥゲーザで結果を残し、同国3部ロンドリーナECへ期限付き移籍している。

 クリスティアーノは甲府、長崎退団後の2024年3月末にブラジル4部パラナ・クルーベへ加入すると、公式戦11試合の出場で4ゴール1アシストと、パラナ州選手権優勝に大きく貢献。同年8月にポルトゥゲーザへ移籍すると、ポルトゥゲーザでも経験豊富なベテラン選手として君臨。2024シーズンのコパ・パウリスタ(ブラジル国内カップ戦)で4ゴールを挙げ、チームをベスト4へ導いたほか、2025シーズンは公式戦26試合の出場で10ゴールをマーク。3月にはポルトゥゲーザと新たに2026年末までの複数年契約を結んでいた。

 ただ、チームは決勝トーナメント1回戦でPK戦の末に敗れ、3部昇格の可能性が消滅。すると、ロンドリーナECは18日にクリスティアーノの獲得を公式発表。現在3部リーグ戦17試合を終えて首位から勝ち点8差の4位につけているだけに、“昇格請負人”としての役割が期待されるところだ。

 なおクリスティアーノは、2012年12月にオーストリア1部レッドブル・ザルツブルクから栃木へ移籍した後、日本で10年以上にわたりプレー。2016シーズン途中から約5年半にわたり柏の絶対的ストライカーとして活躍していた。

 2021年の柏退団後は長崎でプレーしていたが、2023シーズンに外国人枠の関係で出場機会が減少。シーズン途中で期限付き移籍により甲府へ復帰したものの、リーグ戦13試合で2ゴールと結果を残せなかった。