
日本出身のペルー代表MFノリエガ・エリックが、ペルー国外クラブへ移籍する見込み。新天地はブラジル1部グレミオになる見込みだが、古巣の清水エスパルス、町田ゼルビアに連帯貢献金が支払われる。
現在23歳のエリックは、愛知県出身。中学3年生時に再来日し、2020年から清水のトップチームへ昇格。同年7月に町田へ期限付き移籍すると、J2リーグで7試合に出場していた。ただ、清水復帰で迎えた2年目は、公式戦1試合の出場にとどまり、2021シーズン終了後に契約満了を告げられている。
清水退団後はドイツ4部SVシュトラーレンを経て、2023年からペルー国内クラブを渡り歩いている状況。2024年夏から同国1部アリアンサ・リマでプレーしているが、2025シーズンはリーグ戦19試合でスタメン出場して2ゴールをマーク。主力選手として活躍しているだけに、国外クラブから高い評価を得ている。
『GZH』などブラジルの複数メディアが伝えたところによると、エリック本人は18日までにアリアンサ・リマのチームメイトや関係者に別れを告げたとのこと。近日中にグレミオが同選手の獲得を公式発表する見込みだが、移籍金は200万ユーロ(約3億4,500万円)。エリックの保有権の80%を取得するという。
また、ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、エリックのグレミオ移籍により、清水に4万6,000ユーロ(約790万円)、町田に1万ユーロ(約170万円)の連帯貢献金が支払われるという。
U19日本代表に選出されたものの、2024年3月にペルーA代表でデビューを果たしたエリック。2025年6月にはFIFAワールドカップ北中米大会南米予選1試合でピッチに立つなど、国際舞台でも頭角を現しているだけに、新天地でのさらなる活躍が期待される。