
インテル(イタリア1部)は昨季のチャンピオンズリーグ(CL)決勝戦でパリ・サンジェルマン(PSG/フランス1部)に敗戦。セリエAでも2位に終わると、コッパ・イタリアでも準決勝でミラン(イタリア1部)に敗れて最終的に無冠に終わっていた。
スクデット奪還を目指すインテルはシモーネ・インザーキ監督が退任して新たにクリスティアン・キブ監督を新たに招へい。アルゼンチン代表FWホアキン・コレアとオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチが契約満了に伴い退団したことから攻撃強化に動いているとされている。
そして、インテルはアタランタ(イタリア1部)でプレーするナイジェリア代表FWアデモラ・ルックマンの獲得を標榜。移籍金4000万ユーロ(約68億9,000万円)のオファーを提示したとされるインテルだが、アタランタがそれ以上の移籍金を求めていたことから交渉は停滞していた。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、インテルは24時間以内にルックマンの代理人と会談し、アタランタとの取引が破談に終わったことを伝える模様。このオペレーションは2週間前から完全にストップしていたようだ。
昨季の公式戦40試合に出場して20ゴール6アシストを記録したルックマンは自身のSNSで「ベルガモでの信じられないほど素晴らしかった3年間を経て、今が新たな冒険へ進む適切な時期だと感じているんだ」と今夏の退団希望を示唆。個人合意にも至ったと報じられていたインテル移籍が破談に終わった同選手の去就はどのような形で決着するのだろうか。