
元北海道コンサドーレ札幌、ジェフユナイテッド千葉所属選手の檀崎竜孔被告は、ウェスタン・ユナイテッド在籍時の2025年にスポーツ賭博に関わる行為に及んだとして起訴。先日、メルボルン治安判事裁判所で賭博詐欺罪を認めたというが、懲役刑は科せられない見込み。日本へ帰国する可能性も報じられている。
オーストラリア『abc』が8月13日に伝えたところによると、檀崎被告は友人の平山勇太被告と事前に打ち合わせを行った上で、オーストラリア1部リーグ戦3試合で故意にイエローカードを貰っていたとのこと。これにより、両被告は1万6000豪ドル(約150万円)の利益を不正に得たという。
賭博容疑の罪に及んだ背景には、ウェスタン・ユナイテッドの給与未払いがあった模様。子供の養育費の支払いも困難になるなど、経済的負担が大きかったとみられるが、判事は「収監は考えていない」とコメント。8月22日に判決が出る予定だが、懲役刑は回避できる見込みだという。
また『abc』は「檀崎被告は日本へ帰国する予定だ」とリポート。今後、FIFA(国際サッカー連盟)から処分が科される可能性も考えられるが、処分がない場合は再びJリーグクラブでプレーする可能性も考えられるところだ。
現在25歳の檀崎は、青森山田高校や札幌を経て、2020年11月に海外挑戦。オーストラリア1部ブリスベン・ロアーで半年間プレーした後はJリーグへ復帰し、千葉や札幌に在籍。2022年7月に再び札幌からブリスベンへ期限付き移籍すると、2023年1月にはスコットランド1部マザーウェルへ完全移籍。しかしマザーウェルで結果を残せず、2023年夏にウェスタン・ユナイテッドへ加入。ウェスタン・ユナイテッドでは、加入1年目から左サイドでレギュラーに定着し、2024/25シーズンはリーグ戦26試合の出場で4ゴール7アシストと結果を残していた。