
スコットランド1部セルティック所属の日本代表FW前田大然には、以前から欧州5大リーグ挑戦の可能性が取りざたされているが、ここに来てノッティンガム・フォレストなどプレミアリーグ所属4クラブが関心を寄せている模様。契約延長交渉が進まない中、セルティックはすでに同選手の去就について決断を下しているという。
英メディア『チームトーク』は18日に「ノッティンガム・フォレスト、フラム、ブレントフォードはいずれも前田の獲得を検討している」とリポート。「選手本人はプレミアリーグ移籍へ非常に前向きであり、それが自身のキャリアにおける進歩だと考えている」「プレミアリーグ挑戦は彼の野心と完全に一致する」などと、選手サイドの意向もあわせて伝えている。
前田とセルティックの契約は2027年6月まで残っているが、英メディア『フットボール・インサイダー』は7月28日に契約延長交渉の中断を報道。くわえて、『チームトーク』は「セルティックは複数クラブからの関心を受けて、前田の去就について決断を下した」とした上で、「正式オファーが届けばマネーレースに発展するが、魅力的なオファーがない限り前田を引き留める用意がある」と、残留の可能性が残っていることを強調した。
現在27歳の前田は、2022年1月にJ1の横浜F・マリノスからセルティックへ移籍。加入1年目からウイングでレギュラーに定着していたが、2025年1月以降は絶対的ストライカ-である日本代表FW古橋亨梧がスタッド・レンヌへ移籍したこともあり、センターフォワードとして起用される機会が増加。スコットランド1部リーグ戦で16ゴールを挙げ、優勝に貢献している。
プレミアリーグ所属3クラブが移籍先候補に挙がっている前田だが、2025年7月時点ではトルコ1部フェネルバフチェ、日本代表DF高井幸大の獲得したトッテナム・ホットスパーからの関心も報じられていた。オファー次第では、移籍ウィンドウ終了直前にクラブ間交渉が一気に加速する可能性も考えられるところだ。