鹿島アントラーズ 写真:Getty Images

 明治安田J1リーグ第26節の鹿島アントラーズ対アビスパ福岡が、8月16日にメルカリスタジアムで開催。1-1と引き分けに終わったが、一部の鹿島サポーターによる観戦ルール違反が報告されており、波紋を呼んでいる。

 Xでは、メインスタンドの通路で立ち止まり、スマートフォンでホームゴール裏の様子を撮影する二人組の様子がアップ。Tシャツの背中には「Infight」「インファイトン」とプリントされているが、現地観戦していたというSNSユーザーは、当該人物が鹿島のサポーター団体『インファイト』の関係者であると伝えたほか、観戦ルールの遵守を求めている。

 撮影されたのは18時頃であり、キックオフ時刻と重なっている。また、客席番号を案内する看板の上には「通路での立ち見はお断りします」と観戦ルールが案内されているだけに、二人組の行為に対する否定的な意見が相次いでいる状況だ。

 鹿島の公式サイトには、メルカリスタジアムでの観戦ルールが掲載されているが、これによると、「施設管理者により禁止されている行為」「営利目的で競技、式典、観客等の写真撮影またはビデオ撮影をすること」などは禁止行為にあたる。

 鹿島のホームゲームでは、以前から一部のサポーターによる違反行為が問題視されている。熱い応援がチームを後押しする一方で、観戦ルールの遵守もまたスタジアム文化を守るために不可欠であることは言うまでもない。他のサポーターや観客への配慮、そして問題が発生した際の冷静な対応が求められる。