
FC東京は8月16日に行われた明治安田J1リーグ第26節で、湘南ベルマーレに2-2と引き分け。J1残留争いのライバルクラブとの直接対決で勝ち点2を落としたが、この一戦で途中出場したブラジル人FWエヴェルトン・ガウディーノのパフォーマンスが話題に。同選手の高額な移籍金にも注目が集まっている。
2024シーズン終了後に完全移籍へ移行も、今季ここまでJ1リーグ戦でスタメン出場2試合、途中出場4試合にとどまっているエヴェルトン。湘南戦では後半キックオフからピッチに立ったが、敵陣ゴール前での決定力はほぼ皆無。プレスの強度不足も目立つなど、攻守にわたり存在感を発揮できなかった。
試合終了後にイエローカードを貰うなど、精彩を欠いただけに、エヴェルトンを途中起用した松橋力蔵監督の采配は裏目に出た格好。ネット上では、指揮官に対してブラジル人アタッカーを起用しないよう求める声が挙がっている。
そんなエヴェルトンは、グレミオ在籍時の2023シーズンにブラジル1部リーグ戦28試合の出場で6ゴール2アシストと、スーパーサブとして機能していたが、2024シーズンはスタメン出場4試合でノーゴールと結果を残せず。シーズン途中でFC東京へ期限付き移籍したものの、来日1年目はJ1リーグ戦5試合の出場でノーゴールに終わっていた。
それでもFC東京は買い取りオプション行使により、同選手を完全獲得。ブラジル『Portal do Gremista』は、買い取りオプションの設定額が150万ドル(約2億4,000万円)と伝えていたが、今季ここまでのパフォーマンスは、2億円以上という移籍金に全く見合っていない。
エヴェルトンは湘南戦後にファン・サポーター等から批判を浴びているが、2億円で優良な外国人選手を獲得しているJリーグクラブも存在しているだけに、クラブ幹部の責任も問われそうだ。