チアゴ・サンタナ 写真:Getty Images

 浦和レッズはJ1優勝の可能性を残すなか、元スウェーデン代表FWイサーク・キーセ・テリンの獲得に動いている模様。外国人選手で一部入れ替えの可能性も考えられるなか、ブラジル人FWチアゴ・サンタナが最高給取りであるという情報が話題に。絶対的ストライカ-という立場ではないだけに、厳しい意見も相次いでいる。

 ネット上では2025年度の浦和所属選手の年俸ランキングが公表されているが、これによると、サンタナは1億6,100万円で最高給取りに。2位以下はMFマテウス・サヴィオ(1億4,500万円)、GK西川周作(1億3,000万円)、DFマリウス・ホイブラーテン(1億2,800万円)、MFサミュエル・グスタフソン(1億2,800万円)、MF原口元気(1億1,500万円)となっており、主力センターバックであるDFダニーロ・ボザは9,600万円と1億円を下回っている。

 サンタナは来日1年目から2シーズン続けてJ1リーグで2桁ゴールをマークするなど、清水エスパルスで実績を積み重ねてきたものの、2024年の浦和移籍以降はパフォーマンスが低下。2025シーズンもJ1リーグ戦で開幕から9試合スタメン出場し3ゴールも、その後はグロインペイン症候群の発症により戦線離脱。5月28日のJ1第22節セレッソ大阪戦で復帰したが、C大阪戦以降はスタメン出場1試合、途中出場6試合で1ゴール。8月16日の名古屋グランパス戦でもプレータイムはわずか15分だった。

 一方でスウェーデン『EXPRESSE』が8月16日に報じたところによると、浦和はテリンの獲得に向けて交渉中。すでに1年契約でオファーを提示したが、選手サイドは2年契約を望んでいる模様。浦和が用意した年俸額については明らかになっていないようだ。

 サンタナが最高給取りに見合うだけの結果を残せていないだけに、クラブがブラジル人ストライカーの放出を念頭に置いた上でテリンの獲得に動いている可能性も考えられるところ。ネット上では、サンタナに対する否定的な意見が相次いでいるほか、同選手の放出論も沸き起こっている。サヴィオ、グスタフソン、ボザ、ホイブラーテンがいずれも主力選手として活躍しているだけに、テリンが加入するとなれば、外国人枠の兼ね合いでサンタナが構想外となる可能性は十分考えられる。