
スウェーデン人FWアブデルラフマン・ブーダは先日、同国1部ハンマルビーIFからアルビレックス新潟へ移籍。Jリーグ移籍の理由や、日本文化に対する印象、デビュー戦での出来事、それにハンマルビー在籍時の監督に対する批判を語っている。
スウェーデン『fotbollskanalen』で8月17日に掲載されたインタビュー記事によると、ブーダはJリーグ挑戦の理由を問われると、「(新潟が提示した金額は)スウェーデン1部リーグとは比べ物にならない。日本の方が待遇は良く、経済面が移籍の理由だ」とコメント。「新しい世界に足を踏み入れた感じだけど、ここまで順調だ。日本のことは誰もが良く言っていただけに期待していたけど、その通りだね」と満足感をあらわにしたという。
また、本人は「日本文化には驚いたよ。ヨーロッパではなかなか見られない」などと、日本人の規律、礼儀正しさ、他人に対する優しさに衝撃を受けたことを明かしているが、11日のセレッソ大阪戦でデビュー。その時のサポーター様子について「あの雰囲気は凄かった。とても熱狂的だったし、こんなに多くのサポーターが来るとは思っていなかった。どの試合もあのような感じらしいね」とポジティブなコメントを残したという。
2022年7月からハンマルビーIFに在籍していたものの、一時出場機会を失い、2024シーズンにヴェステロースSKへ期限付き移籍したブーダ。インタビューでは、2024シーズンまで指揮を執っていたマルティ・シフエンテス氏に対して「彼は邪悪な人間だ。自分のことしか考えておらず、選手やクラブのことを思っているふりをして、人を操った。彼の下ではサッカーが楽しくなかったし、自信も失われた」と批判的な言葉を残している。
なお『Sportbladet』の報道によると、新潟はブーダの獲得で移籍金700万スウェーデン・クローナ(約1億800万円)を支払うという。ブーダには新潟をJ1残留へ導くだけの活躍を、多くのファン・サポーターが期待しているはずだ。