
横浜F・マリノス所属のブラジル人FWヤン・マテウスは、鹿島アントラーズをはじめ複数クラブからの関心が報じられた後、横浜FM残留に向かっているとみられていた。しかし、8月16日開催の明治安田J1リーグ・清水エスパルス戦でスタメン出場した後に再び移籍の可能性が取りざたされている。
ヤン・マテウスの去就を巡っては、ブラジル『UOL』が6月19日の時点で、鹿島とUAE1部アル・アインが横浜FMと交渉を進めている可能性を報道。8月はじめにはエジプト1部アル・ザマレク移籍の可能性が報じられたが、ブラジル人の移籍事情に詳しいフェリペ・シウバ記者は、以下のように伝えていた。
「横浜FMとアル・ザマレクとのクラブ間交渉は一切行われていない。横浜FMはアル・アインと鹿島からのオファーを拒否している。日本のライバルクラブへのヤン・マテウスの売却を受け入れるつもりはなく、海外からのオファーには高額な金額を要求する予定だ」
また、ブラジル『Bola Vip』は8月7日にブラジル1部サントス移籍破談を報道。「ヤン・マテウスと横浜FMの契約期間は2025年末までだが、契約を更新する見込み」と、契約延長の可能性もあわせて伝えていた。
しかし、海外メディア『Jリーグインサイダー』は16日の清水戦後に「清水戦で勝利した後、泣いているヤン・マテウスの姿が目撃されている。移籍の可能性があるかもしれない」と報道。SNSでは、サポーターへの挨拶が終わった後、ヤン・マテウスのもとにチームメイトが寄り添う時の様子がアップされている。
なお、同選手は横浜FMが勝利した後、ほぼ毎回インスタグラムで試合の様子などを投稿しているが、清水戦終了から12時間以上が経過した17日15時時点でも、インスタグラムのストーリーは更新されず。このSNSでの異変も、横浜FM退団の予兆かもしれない。