アーセナル 写真:Getty Images

 プレミアリーグのアーセナルは、移籍市場での終盤の動きが注目を集めている。オールド・トラッフォードで8月18日に行われるマンチェスター・ユナイテッドとのリーグ開幕戦は、両クラブの補強の成果を占う試金石となる一戦と位置づけられている。アーセナルは長く続くリーグタイトルの空白を埋めるため、さらなる戦力補強に動く可能性が様々なメディアで指摘されている。

 そうした中、ブラジルからの新たな人材獲得の噂が広がっているようだ。UKメディア『LondonWorld』は、ブラジル1部のパルメイラスに所属する19歳DFルイス・ベネデッティについて、アーセナルが関心を寄せていると報じた。近年はチェルシーが南米市場で主導権を握ってきたが、ブラジル国内ではアーセナルがベネデッティの次の移籍先となるとの見方が強まっている。ただし、実際の移籍の時期や条件は現段階では明らかになっていない。

 一方、同メディアによると、アーセナルから退団の可能性が取り沙汰されているウクライナ代表のDFオレクサンドル・ジンチェンコには新たな展開が生じたと伝えた。

 同選手は、トルコ1部フェネルバフチェへの移籍が伝えられてきたが、ここにきてラ・リーガのレアル・ベティスがジンチェンコ獲得に興味を示しているという。本人もラ・リーガ移籍を選ぶ可能性があると伝えられている。

 また、前線の補強をめぐっては、今夏アーセナルに加入したFWビクトル・ギェケレシュと、ユナイテッドが獲得したFWベンヤミン・シェシュコのどちらがより優れた補強かを巡る議論が起きている。

 同メディアによると、元イングランド代表ジョー・コール氏(2018年引退)は「ギェケレシュは走力と推進力があり、才能もある。セシュコよりもワクワクさせる存在だ」と評価した。

 一方でピーター・クラウチ氏(2019年引退)は「自分ならシェシュコを選ぶ」と異なる見解を示した。アーセナルのミケル・アルテタ監督は「ギェケレシュの適応は順調で、チームに大きな影響を与えるだろう」と語り、新戦力に期待を寄せているようだ。