
スペイン1部ラ・リーガの2025/26シーズンが8月16日に開幕した。注目のカードのひとつとなった、ビジャレアル対レアル・オビエドは、ホームのビジャレアルが2-0で勝利を収めた。
この試合ではビジャレアルに加入した元アーセナル(2020-2025)に所属していたMFトーマス・パーティが注目を集めた。32歳のパーティは82分から途中出場でピッチに立つと、スタジアムからはブーイングと拍手が入り混じる複雑な反応が起こった。パーティは6月末にアーセナルとの契約が満了し、7日にビジャレアルに加入していた。
パーティは、現地5日にロンドンのウェストミンスター治安判事裁判所において、レイプ5件と性的暴行1件の罪で起訴され、条件付き保釈が認められている。本人はすべての容疑を否認しているが、裁判の行方が注視される中でのデビューとなった。
試合は前半14分にオビエドがPKを得たが、ベテランFWサロモン・ロンドンのシュートはGKルイス・ジュニオールに阻まれ、先制の好機を逃した。その後、MFアルベルト・レイナが2枚目のイエローカードで退場となり、昇格組のオビエドは前半途中から数的不利を強いられた。
ここで主導権を握ったビジャレアルは、FWエタ・エヨングがヘディングで先制点を奪い、続けてMFパプ・ゲイェが追加点を決めて前半を2-0で折り返した。後半はリードを守り切り、そのまま試合終了。昇格組を相手に危なげない勝利で白星スタートを切った。