イベントや観光地など楽しいはずの外出でも、人混みが体に負担をかけることは少なくない。暑さや寒さ、長時間の立ちっぱなしなどで、体調を崩してしまう場合もあるようだ。
■約7割「人混みに行って体調不良」
Sirabee編集部が全国10〜60代の男女669名を対象に調査を実施したところ、「人混みに行ったせいで体調を崩した経験がある」と答えた人は67.1%にのぼった。

やはり混雑は、体調に大きな影響を与えることもあるようだ。イベントの予定があっても、体調への不安から参加をためらう人もいるのかもしれない。
■花火大会の翌日に風邪
花火大会に行って風邪を引いてしまった20代女性は、「有名な花火大会に行ったとき、会場周辺は人であふれていました。目的地までたどり着くのに想像以上の時間がかかり、着く頃にはすでに汗だくで…。花火が打ち上がった瞬間は感動しましたが、体はかなり疲れていましたね」と当時を振り返る。
体力の低下も原因の一つだと考えているようで、「帰り道も超満員の電車に揺られ、息苦しさと暑さでぐったりしていました。なんとか帰宅したものの、翌朝には喉の痛みと発熱があり完全に風邪を引いてしまったんです。あの混雑の中で体力を消耗し、免疫力が落ちていたのかもしれません」と続けた。
■にぎやかな場所が好き
にぎやかな場所が好きな30代男性は、「私は混雑している場所でも、あまり疲れを感じません。人が多いイベントのほうが、活気があって楽しいくらいです。確かに移動は大変ですがその分わくわく感もありますし、これまで体調を崩したこともないので…」と語る。
人は巻き込まないようにしているそうで、「人混みが苦手な人の気持ちはわかるので、一緒に行くことを強制はしません。混雑した場所だとすぐ体調を崩すという友達がいるのですが、彼と一緒のときには人がゆったりとしたところで会うようにしています」とも話していた。