妻と別居中の男が、子供たちの学校へ。そこで顔を合わせた妻に批判された男は逆上し、妻を拳で力任せに殴りつけた。この暴力男がこのほどようやく有罪を認めたことを、『The Straits Times』などが報じている。
■最低男の呆れた行動
シンガポールで暮らす40代の男には、妻、12歳の息子、そして9歳の娘がいた。気性が荒く、2017年の夏には突然キレて娘に掴みかかり、「アパートの10階から投げ落としてやる」と騒ぎ、家族を驚かせた。
そんなこともあり妻には愛想を尽かされ、別居状態に。妻は男と縁を切りたいと望み、離婚成立に向けて手続きを始めた。
■小学校に出没
男は子供たちには未練があったらしく、「小学校に行けば会えるだろう」と考え、昨年7月に学校を訪問した。それに気づき震え上がった娘は、スクールカウンセラーのもとに急ぎ「お父さんには会いたくありません」と相談。
それを聞いた教頭が男の妻に連絡し事情を説明したところ、妻は「子供たちには絶対に会わせないで!」と懇願し、小学校に駆け付けた。
■妻の側頭部に一撃
校長室に通された夫妻は、カウンセラーや教頭らを交え話し合いを開始した。
男の勝手な行動に腹を立てていた妻は、「子育てに協力もしないくせに」「この人は、娘をアパートの10階から落とすと騒いだこともあるんです」と男を痛烈に批判。するとそれに逆上した男は、いきなり妻の側頭部を殴りつけた。
驚いた教職員が介入したが、妻はかなりのダメージを受け、警察への通報に続き病院で診察・治療を受けた。
■下された実刑判決
この件で裁判を受けた男は、何度も薬物に手を出していたことも判明。妻を殴った件についても有罪を認め、懲役8年6ヶ月3週の実刑判決、さらにはむち打ちの刑を言い渡された。
学校に保護者が出向き、教職員への不満を爆発させるケースはたまにあるが、学校が夫婦喧嘩の場になることは珍しい。今回のケースでは、誰よりも子供たちがショックを受けているに違いない。
(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)
提供元・しらべぇ
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